WEB上で動作するSwiftの疑似実行環境 RunSwift・SwiftStub
Swiftの実行環境はMac+Xcode。ウワサのSwift言語に興味があっても、Macを所有していなければ実践的な学習を始めることができない。この辺りは、Appleによって作られた言語ではなかったためMac以外の実行環境を見つけるのも容易であったObjective-Cとは異なる。Swiftを知りたいのなら、まずMacを購入してマックユーザの仲間入りをしなければならない!
いやいや、ちょっと簡単なプログラムならば、WEB上で試してみることが出来る。”Hello, World!”プログラムのような簡単な文字出力プログラムは、WEB上で構文の解析をして、擬似的に実行、結果を返してくれるというサービスがある。こういったサービスを知っていれば、Swiftのために高いMacを買って、挫折した結果Macだけが残るという事態も避けられるだろう。
RunSwift
RunSwiftというサービスは、Swiftのベータが取れる少し前に発足したサービス。ブラウザ左のエディタにコードを書き込み右下のボタンを押すことで、コンパイルされた結果が右に表示される。Swiftについて全く知らない人でも、左のエディタに元々書いてあるサンプルコードをいじってみることで、おおよそどういった文法なのか見当をつけることができるだろう。ちなみにこのコードは、プロジェクト・オイラーの最初の問題の解答。
SwiftStub
SwiftStubもまたブラウザ上でSwiftを試すことの出来るサービスだが、こちらはAjaxを使ってリアルタイムに結果を表示してくれる。
こちらのサービスが素晴らしいのは、iOSデバイスでも一応動作してくれること。通勤途中などちょっとした時間を使って、Swiftをいじりまわすことができる。Swiftを業務で使う予定はないけれど、独学したいという場合には、最初のワンステップに大いに役立つだろう。
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