Swiftのアーリースターターのための情報&便利なサイト
Swiftが発表された!さあ習得するぞ!と意気込んでも、まだベータ版の状態であるXcode 6をAppleから入手しないと、スタートラインにも立つことが出来ません。また、開発環境上で動かさない机上の学習(言語使用の確認など)をしようと思っても、発表されたばかりの言語ですからインストラクションも少ない。そこで、Swiftのアーリースターターとなりたい人がまず何を用意すべきか、そしてどういったサイトを参考にすれば良いのか、個人的に調べた結果を紹介したいと思います。
開発環境(Xcode 6)を手に入れるには
XcodeというのはApple社がデヴェロッパー向けに配布しているiOSとOSXのための統合開発環境で、動かすためにはまずOSX環境が必要です。現在の最新ヴァージョンはXcode5.1.1で、これを入手するにはOSX上の、Mac App Storeというアプリケーションを立ち上げ、Apple IDを入力してダウンロードします。したがってApple IDがまだないという人は、登録が必須です。
で、このように最新ヴァージョンのXcodeは無料で利用することが出来るのですが、ベータ版であるXcode 6は開発者登録をしており、かつiOS Developer ProgramかMac Developer Programに参加しているユーザ向けの、プレビューリリースとなっています。つまり、開発者登録(無料)と、開発するOS向けのDeveloper Programへの参加(有償。年間参加費それぞれ7800円)を行わなければなりません。
Swift言語にちょっと触れてみたいけれど、お金は一銭も払うつもりはない!という人は、秋の正式リリースまで待ちましょう。ちなみにDeveloper Programへの登録は作成したiOSアプリケーションの実機テストや、App Storeでの配布などの際にも必要になる手続きです。
Swift言語のドキュメントはどこにあるの?
Xcodeを手に入れず、机上の学習者になるのなら、まずはSwift言語のドキュメント(”The Swift Programming Language”)を入手しましょう。これを入手するためには最新のiBooksアプリケーションが必要となります。iOSであれば4.3.3以降とiBooks 1.5以降、OSXであれば10.9とiBooks 1.0以降のヴァージョンがないと閲覧できないようです。
Swiftについてとにかく情報が欲しい!
Swiftについての情報は、発表と同時に非常に多くの個人サイトや企業サイトなどが発信してくれています。なかでも、Swift学習者のための情報があますところなくまとまっている以下のサイトがオススメです。
Swiftを学べる記事のまとめ | Developers.IO
また、このサイトの記事中でも紹介されていましたが、Swift言語ブログというサイトでは、みんな気になる新言語Swiftの特徴を一つずつ紹介していってくれているので、大変ためになります。
(追記2014.6.17)
Wikipediaの現状の版は、Swiftで○○はどうやるの?的なライトな疑問への回答になっているような気がします(Wikipediaは何でないか?に適合するかどうかはわからないので、そのまま永続的にマニュアルとして存在し続けてくれるかどうかは分かりませんが)。
いかがでしょうか。今からスタートすれば、Swiftの第百人者くらいにはかろうじてなれるかもしれません。まあ、どうせSwiftでアプリケーションを作成しても、対応OSの登場と配布は秋以降になるでしょうから、地道にコツコツ行きましょう。
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