待望のRetina iMacが登場! iOSアプリの開発が楽になる?
10月16日(日本時間17日)に行われたAppleの新製品発表会。大方の予想通り(リーク情報通り)iPad製品ラインがアップデートされるという発表内容であったけれど、一方、これまでの例にならって発表時期をずらすのではないかという予想を裏切り、iMacとMac miniのアップデートも発表された。リークされてやけくそになったのではないと信じたいが(笑)、新製品について見てみよう。
Retinaで5Kのディスプレイを搭載した新iMac!
今回のアップデートで、iMacはついに高解像度のRetinaディスプレイ対応を果たした。既にiOSデバイスや、MacbookといったプロダクトではRetina化を果たしていたわけだが、iMacが(ディスプレイのある製品で)一番最後のアップデートとなったのは、何よりも必要なディスプレイサイズが大きかったからだ。
新iMacは27インチディスプレイで、ピクセル数が5120 × 2880pxと、4Kよりもピクセル数の多い5Kディスプレイという仕様になっている。実際、iMacの27インチディスプレイに対して4Kディスプレイを採用しようとすると、1インチあたりピクセル数(ppi)が163ppiとなり、300ppiオーバーのiPhoneや、200ppiオーバーのiPad、Macbook proと比べると目に見えて画質のあらさが判ってしまう、ということで、iMac Retinaの登場はAppleが4Kより上のグレードのディスプレイの安定調達を果たすことが出来るようになってからという見方が主流だった。今回のiMac Retinaは、発表会で強調されたように、5Kディスプレイの単体製品と比べても価格が安い。その辺り、Appleもしてやったりというところだろう。
5Kディスプレイを搭載していながら、新iMacの価格は25万8800円から。ホームユースでも導入を検討したくなるような価格におさえたのは偉い。
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Retina iMacがで出ると何が便利になるかというと、XcodeのiOSシミュレータが画面からはみ出ない(笑)。テスト機がなくても開発可能。それだけのために26万円払うのはどうかと思うけれど、深く考えないで飛びつこう。
Mac miniもアップデート
Mac miniも久しぶりにアップデートされた。こちらは、前モデルに比べて地味に全モデルがデュアルコアプロセッサ化と、退行してしまっている部分があるが、Thunderbolt2が2つというポートのアップグレードが嬉しい。さよならFireWire!
エントリモデルが前モデルと同じく5万2800円からで、円相場などを考えると実質値下げになるわけだけれど、企業努力が反映されない地味なアップデートに見えてしまう。まあ、既に前世代のMac miniを持っていて、新機種に乗り換える必要性はないんじゃないか。
とにかく、待望のRetina iMacの発表にインパクトがあった。さっそく予算計画を立てよう。
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