Xcode6 beta3の無償提供開始で、OSX Mavericksへのアップグレード決断を迫られることに
Xcodeのbeta3が無償提供開始!ということで、早速ダウンロードリンクから落としてきたわけだが、何やらアイコンの上には禁止マークがついてしまっている。
これは、Xcode6の最低動作条件としてOSX Mavericksが必要とされるから。現在当方の開発機(兼もろもろの作業用)で使用中のOSはMountain Lionなので、動作条件を満たさない。故に、Xcode6 betaを落としてきても動かすことが出来ないよということのようだ。
OSX Mavericksへのアップデートは無料。けれども…
幸い2013年10月に登場したOSX Mavericksは、OSXの数世代前がインストールされたマシンからも含めて、アップデート料金が無料となっている。これを機にアップデートを試みるべきなのだろうが、そうそう簡単には行かないわけがある。
ソフトや周辺機器など古い資産を延命させて使っている場合、最新OSには対応していないというケースが出てくる。旧ヴァージョンと最新ヴァージョンの機能があまり変わらない場合、最新ヴァージョンにアップグレードすることなく使い続けるという選択肢が、OSのアップデートによって強制的に閉ざされてしまう場合がある。また、開発元が解散するなどしてすでにサポート外となっているソフトの場合、アップデート後に動作しなければそのソフト自体の使用を諦めなければならないことになるので深刻である。こういうケースは本当に良くある。
特にアップデートが重荷になるのは、DAWなどサードパーティー製プラグインを使用できるソフトであったりするわけで。最新OSに対応する/しない/するけど金をとる、といった開発者側の都合が、プラグインの数だけ浮き彫りになるのである。最新OSへのアップデート後、安定環境を構築するのに2桁万円の出費がかかるという可能性もあるだろう。
Mavericksにアップデートした後戻す方法
ソフトウェアアップデートからMavericksにアップデートして、不具合があった場合には旧OSに戻したくなるが、これを実現する確実な方法は、OSXのTime Machineという機能を使うことである。これはOS標準のバックアップ機能であり、Mavericksにアップデートする以前にとったバックアップに戻せば、OSの壁を越えてダウングレードが出来る。けれども、バックアップには最低限現在のハードディスク内の使用領域と同じだけの容量が必要になるわけで、現在使っている容量が大きい場合は、外付け大容量ハードディスク等の追加購入なども視野に入れなければならないだろう。やはり出費だ。
というわけで、OSのアップデートには出費もリスクもかかる。その割にあまりMavericksへのアップデートで増える機能も無いので、やるせない。
どうせなら…開発用機を購入するかという気に
OSのアップデートで面倒臭いトラブルになるくらいなら、開発用機を購入してしまった方が良いだろう。幸いMac miniやMacBook Proのエントリー機種であれば、それほど高くない。おまけに型落ちでOSが古い機種でも、最新のOSへの無料アップデートが保証されている。
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MacBook ProでRetinaを勧めるのは、やはり通常のディスプレイだとiOSシミュレータが画面から大きくはみ出してしまうためだ。次世代iPhoneが大画面化とも噂されているため、備えあればといったところか。
Macが増えるので諸刃の剣かも
ただ、そのように旧OS環境を保存するために買い増ししていくと、家の中がMacだらけになってしまうというのも確かであるので。ほどほどにして稼働率の低い旧環境は見切りを付けていくようにしないといけないのかもしれない。当方の家にも、OS9保存用Mac、classic環境付きOSX保存用Mac、Rosetta環境保存用MacなどMacが貯まってしまっている。
まあ、Swiftブログを謳っているのにSwift開発環境が入れられていないという状況はまずいと思っているので、近々何かしらの方法でインストールできるようにしようと思っている。とりあえず、しばらくはXcode5とObjective-Cのブログだ。
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