Xcode6 beta5が登場。Swift仕様も変更に次ぐ変更…
まだベータ版であるから仕方ないとは言え、Xcode6 beta3の無償提供開始から一ヶ月を経たずして、既にXcode6 beta5が公開されている。beta4の公開からはわずか2週間程。今後もAppleのXcode6 beta新ヴァージョン公開サイクルは2週間毎となっていくのだろう。
そして、Swiftの言語仕様についても重要な変更があったようだ。既にbeta4で動いていたコードが動作しないという報告が多数されている。
Swift – Xcode 6 Beta 5 における変更点(Qiita)
そういった重要な変更についてアナウンスを行うのが公式ブログではないかと思うのだが、そんなポストもなく淡々とSwift仕様解説を行っている。公式ブログの存在意義が段々わからなくなってきた。
この分だと、正式リリース後にまた仕様変更に次ぐ変更が待っているということは目に見えている。Objective-C以上の朝令暮改言語になるのは必至。そうした将来的な展望が見えると、言語としての訴求力を大きく失ってしまう。
Swiftにガッカリ
正直、Apple社には適切なヴァージョン管理やユーザに不便を強いないような互換性維持といったノウハウが全くないのではないかと思う。これまでの同社製品を見ていても、性急な仕様変更をして、信者と呼ばれる熱心なユーザがそれに付き従っている感じ。こういったやり方では、プログラミング言語としてのSwiftも信者が崇拝するだけのシェア数%レベルの言語に成り下がってしまうだろう。
そんな事情から、現状Swiftよりも未来の閉ざされたObjective-Cをオススメしたいところ。
追記:Xcode6 beta6も出たけれど…
予想通り、Swiftが空中分解に向かいつつあるような。OpenDocプロジェクトなど、ジョブズ不在時のAppleの正当な系譜となっていやしないかい?
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