Swiftの解説書は電子書籍方面で出始めたみたい
一応まだ言語仕様が固まっていないと思われる、Swift。2014年6月2日、WWDCでの登場から大盛り上がりしているけれど、いまだSwiftで書かれたアプリケーションは1つも配布されていないわけで。今秋のXcode 6の登場まで様子見をしなければならないだろう。
既にSwiftの解説書が電子書籍で登場
それでも、テクノロジー系のライターにとっては今解説書を出さないと機会損失になってしまうから必死だ。紙の出版の時代には、まだ正式リリースがされていないプログラミング言語について解説書を出すというのは自殺行為だった。なにしろ、仕様変更は幾らでも起こりうるのだから。けれども電子書籍時代の現在(おまけに、読者は少なくとも1つの電子書籍閲覧デバイスを所有していることが保証されている)、仕様が変更された場合書籍の記述をアップデートをすれば良いわけで、既にこの未知の言語に対しての解説書が出始めている。
技術評論社『先取り!Swift』
早くも6月18日には発売が開始されていた電子書籍。著者は諏訪悠紀氏、小室啓氏、掛川敦史氏。全92ページ。600円。
先取り!Swift-【電子書籍】 |
上のリンクは楽天Kobo版。加えてAmazonのKindle版、ePub版がある。ePubは購入時にiBooksを選択すると、iOSデバイスのiBooksに追加され読めるようになる筈。レビュー等見ると、やはり突貫工事で作成されたなりの部分があるらしいが。
有限会社快技庵『CocoaプログラマのためのSwift離陸ガイド』
iBooks Storeで販売中の解説書。有限会社快技庵の高橋政明氏著。7月3日発売。500円。7月4、5日はセールで300円だったらしい。
おそらくこちらの解説書は、発売日が後である分AppleのSwiftドキュメント第2段”Using Swift with Cocoa and Objective-C”の内容もカバーしているだろう(6月15日公開)。書名的に、第2段ドキュメントの内容が主テーマかもしれない。
現時点での電子書籍解説書は必要?
まだSwift本体がリリースされていない中での、電子書籍の解説書に意味があるかどうかは人それぞれだろう。とりあえず日本語のまとまったドキュメントで調べ物の時間を短縮したいという向きにはオススメだろうか。一応、WEBにも様々な著者によるSwift解説ページ・講座が登場している。そこら辺は以前も紹介したリンク集サイト等から飛んで発見できるだろう。
とりあえず私は、Swiftに入る前にObjective-Cを修了しなければならないので…
関連記事
-
待望のRetina iMacが登場! iOSアプリの開発が楽になる?
10月16日(日本時間17日)に行われたAppleの新製品発表会。大方の予想通り(リーク情報通り)i
-
AppleがSwift情報を発信する公式ブログを開始 そしてXcode6 betaは無償ダウンロード可に
長年のAppleウォッチャーほど、さほど驚きなく受け容れられるニュースかもしれない。 Appl
-
WordPressプラグインCrayon Syntax HighlighterがSwiftに対応!
WordPressブログでSwiftのコードを紹介する際に、これまでは新言語ゆえにコードのハイライト
-
Swiftが今年後半を目処にオープンソース化!そしてSwift 2
一時期iOSとOSXの開発からは離れていたけれど、久しぶりの大きなニュースに吃驚! Swift
-
Xcode6 beta3が登場、Swiftの仕様アップデートあり。これは解説書の購入は”待ち”かも
Appleの新言語Swiftの解説書籍が、WWDC2014での発表から1ヶ月経つか経たぬ内から発売さ
-
Appleが新開発言語のSwiftを発表!とりあえずサイトを作ってみた
2014年の6月2日(日本時間6月3日)に行われたWWDC2014の基調講演で、Apple社が新開発
-
Swift1.0を含むXcode6のGMが公開
大体2週間の間隔を空けてbetaのヴァージョンナンバーが上がり続けていたXcode。9月9日のiOS
-
Swiftの参考書 電子書籍以外にもボツボツと登場
書店の棚に並んでいるSwift本を見て、正式リリースを実感! 何しろまだXcode6がbetaの頃
-
Xcode6 beta5が登場。Swift仕様も変更に次ぐ変更…
まだベータ版であるから仕方ないとは言え、Xcode6 beta3の無償提供開始から一ヶ月を経たずして
-
iMac21.5インチエントリモデルが108,800円で登場&Xcode6 beta2のリリース
iOS/OSXプログラミング用に、手頃な価格で買えるMac一式を探している向きには朗報だろうか。Ap